【新華社國連5月7日】第69回國連総會が5日特別會議を開催し、第二次世界大戦終結70周年を盛大に記念し、第二次世界大戦中の罪のない全ての被害者を心から偲んだ。その目的とは、この痛ましい歴史の悲劇をしっかりと記憶し、戦禍の再演を避け、第二次世界大戦の勝利の成果や戦後の國際秩序および一連の國際法を切実に守り、人類の恒久平和を守ることにある。
「言葉では説明しがたい慘劇」「言葉にならないほど悲慘な戦禍」「言葉で言い表せないほどの暴行」「人類文明の災禍」「人類史上における暗い1ページ」などは、アジア・アフリカ・歐米諸國の大多數の代表が當日會議で発言した際の高頻度で使われた言葉であり、戦爭の時期に付きまとった黒の記憶でもある。日本軍國主義による中國侵略だけで、中國の軍人と民間人の死傷者3500萬人余りをもたらした。20億人の民衆が第二次世界大戦の戦火に巻き込まれ、無數の生命がひどい目に遭い塗炭の苦しみに陥れられた。
偲ぶことは人類・生命に対する尊重だ。ポーランドのアウシュビッツ記念館の古い寫真や中國の南京大虐殺殉難同胞記念館の積み重なった白骨はファシストによる暴行の動かぬ証拠であり、ファシズムの罪への訴えだといえる。各國の代表が當日述べた死傷者の數はさらには聲なき教材で、人點に歴史を鑑とし、生命を尊重するよう教え導いている。
偲ぶことは、歴史の真相に対する守りだといえる。歴史の改ざんは許されない。第二次世界大戦の功績と過ちは、早くから定説となっていた。しかし今日に至るまで、國際の場であいまいな言葉を用いて、侵略者がアジア諸國や人民に対して犯した極悪非道な犯罪行為を薄れさせ、侵略戦爭への責任を回避し、アジアの被害國や被害者に公の場で謝罪するのを拒否しようと企てる者が依然としている。偲ぶことは、正義と良知に対する守りで、ネオファシズム思潮への警醒なのだ。
偲ぶことは、正しい歴史観への堅守だといえる。今年は國連創設および世界反ファシズム戦爭勝利70周年にあたる。歴史を強調するのは、憎しみの種をまくことではなく、未來への無限の希望や平和への揺るぎない堅守を呼び起こすことだ。歴史を強調するのは、全人類が正しい歴史観に対してもつべき堅持であり、更には全人類が平和を大切にし、未來を切り開くという共通の夢を育むことだといえる。
平和な時代、國際社會は一層手を攜えて、『國連憲章』の原則や趣旨を共に守り、第二次世界大戦の成果を共に守るべきで、侵略を否定し、歴史を歪曲する言行をいかに企んでも、陽の光の下では身の隠しようがなく、永遠に戦爭をせず、平和を永続させるという信念は、人點の心に深く入り込み、代點受け継がれてゆくだろう。
(新華網日本語)
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