ホー・ナムホン副首相は、次のようにみなしている。政治方面では、アジア・アフリカ地域は紛爭の平和的な解決、平和維持のためのネットワーク、軍縮、テロリズムや組織的な多國籍犯罪への攻撃を通して、より安全な世界を手を攜えて構築することができる。また、國連やその主な機構を通じて、より広範な改革を行い、公平・公正な世界秩序やグローバルな民主的ガバナンスを構築することができる。経済方面では、市場を拡大し、地域の相互接続を改善するために、二つの地域が南南協力を通して、相手國のやり方や成功の経験を互いに學び合うことができる。これ以外にも、國家數の優勢により、アジア・アフリカのパートナーシップは、規則的で、非差別的、且つ開放、包容に基づいた多國間貿易システムの構築に役立つ見通しだ。
ホー・ナムホン副首相はまた、次のようにみなしている。中國が提唱した「一帶一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」、アジアインフラ投資銀行(AIIB)などは、バンドン精神の継承や発揚に対して、その功績は代えがたい。その理由としてまず、それらが持続可能なプロジェクトのために、資源を移動することができるだけでなく、発展途上國間の協力と発展のために、ウィンウィンの條件を創り出すこともできること。次に、これらの措置が主権の尊重や他國の內政に幹渉しないということの重要性を再確認させたこと。新しい金融體制では融資を提供し、不合理な付加條件がなく、また発展途上國に他國の価値観に屈従するよう求めることもない。第三としては、これらの措置はルールに基づいた多國間主義を通して各國が平等であるという観念の向上に役立つこと。しかし、既存の國際秩序では、発展途上國は充分な発言権や代表數が與えられていないのだ。
中國の習近平國家主席とカンボジアのフン・セン首相は、共に今回のアジア・アフリカ首脳會議とバンドン會議60周年の記念活動に參加する。これについて、ホー・ナムホン副首相は、カンボジアと中國の関係は故・シアヌーク前國王や周恩來総理といった一世代上の指導者が手一つで築き上げ、発展させたものだ。そして2010年には全面的戦略パートナーシップに引き上げられており、「これが両國の各分野における長期的、安定的且つ親密な関係のために、強固な基礎を打ち立てた」とみなしている。
(新華網日本語)
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