【新華社プノンペン4月23日】「バンドン精神は冷戦時代に生まれましたが、今に至ってもやはり重要な意義をもつと思います」、國家間関係の重要な基礎として、「バンドン精神は依然として信頼でき、適用でき、且つ効果的で、世界が共に関心を寄せる問題を引き続き平和的に解決するために、導きを提供しています」とカンボジアのホー・ナムホン副首相兼外務國際協力相は先日、新華社記者の取材に応じた際、このように語った。
1955年、アジア・アフリカの29の國と地域の政府代表団が、インドネシアのバンドンでアジア・アフリカ會議を開いた。會議では、國際関係を処理するための十原則が提起され、アジア・アフリカ人民の反帝國主義、反植民地主義、民族獨立の獲得、世界平和の擁護および団結・協力、共通目的のために共に闘うという崇高な思想やその願いを體現し、これらがバンドン精神と稱されたという。
ホー・ナムホン副首相は「國際関係の過去60年間の変遷は、バンドン精神が開放的且つ包容的な國際法準則であるだけでなく、同時に主権、正義、民主や法治の具體的な體現でもあることを証明しています。」と語った。
ホー・ナムホン副首相は、これまでの20年間に、アジアとアフリカは急速な発展を遂げており、そのシンボルとは、政治、経済、社會文化の分野における強靭且つ積極的な発展および活力に富んだ変革だ。また、この二つの地域は多くの內外の挑戦にも遭遇してきたと語った。「バンドン會議60周年の記念活動は、アジア・アフリカ地域の指導者に、バンドン精神をいかに発揚し、および新しい時代の新型國際関係をいかに構築し、ウィンウィン・協力の手段や方法をいかに実現するかについて共同で探索するために、重要なチャンスを與えました。」