【新華社上海4月20日】中國をこれまでの30數年で発展のスピードが世界で最も速い列車に見立てれば、上海の浦東新區は疑いなく原動力の最も強いエンジンの一つだといえる。1200平方キロメートルの版図が、960萬平方キロの広大な領域に次のような一連のナンバーワンを創り上げた。
1990年11月、新中國最初の証券取引所、上海証券取引所が設立された。
1995年9月、新中國成立後、最初に中國へ進出した外資係銀行、日本・富士銀行上海支店が浦東に設立された。
1996年、米國・シティバンクなど外資係銀行9行が、浦東で人民元業務を率先して試行的に運営した。
2005年6月、國務院は浦東で全國に先駆けて総合的・一體化した改革モデル地域が展開されるのを許可した。
2013年9月、中國初の自由貿易貿區、中國(上海)自由貿易試験區が浦東から出航した……
─浦東の開発開放は、小道が縦橫に走るところから國際大都市の現代化まで、改革開放と社會主義市場経済體制の巨大な活力を検証している。
2013年と2014年に、浦東の経済は23年にわたる二桁成長が終了し、地域総生産の成長率が9%程度の區間に留まっている。事実上、成長率が下押しに向かうのは今日の浦東が直面する多く挑戦の一つにすぎず、他の挑戦には少なくともコストの高い企業、土地の欠乏が含まれており、モデルチェンジの任務は困難に満ち、改革の先駆けとしての難しさはいっそう高いだろう。
モデルチェンジとアップグレードが挑戦をチャンスに変える。
孫継偉上海市政府副秘書長、浦東新區區長は、次のように述べている。これまでの25年間、浦東の発展は主に外資と中外合弁企業に頼ってきた。2015年から、浦東の重點は民営経済で、民営の大手企業の集積地となる見通しだ。このほかに、浦東は多くのイノベーション創業の中小企業を歓迎する。