フランス、ドイツ、イタリアは3月17日、創設メンバーとなるための期限である31日の2週間前に、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に參加する方針を明らかにした。
AIIBを動き始めた列車に例えると、中國は間違いなく列車を動かす機関車役である。一方、世界の國點の中には、ぎりぎり間に乗ることに間に合った國や、駅で乗ろうかどうしようか迷っている國もある。當然ながら、列車を止めようとする國もある。
英國が3月12日にAIIBに參加を表明したことに米國はいらだちを強めている。日本は慎重姿勢を崩さず、「公平なガバナンス」が確保できるかどうか疑問だとしている。
AIIBは経済學の言葉を使えば國際公共財である。誰でも通ることのできる道路や橋を作るのと同じことである。それなのに米國や日本はなぜ反対するのであろうか。
しかも國際公共財という考え方自體が米國から出たものである。公共財と反対の考え方に「フリーライダー(ただ乗り)」があるが、これは米國が中國を非難するときの常套句である。
米國による中國のただ乗り論について、習近平総書記は2014年8月、こう回答している。「中國は周辺の國に対して共同発展の機會と空間を提供したいと考えている。各國が中國という発展列車に同乗することを歓迎している。ただ乗りは大いに結構です」と。