【新華社北京4月3日】米國の一部の第二次世界大戦の元兵士たちは日本・安倍晉三首相が4月29日に米國議會で演説を行われるという決定に対し「怒り」の意を示している。なぜなら、演説の當日は第二次世界大戦中に政権を握っていた日本の裕仁天皇の誕生日にあたるからだ。
米國『ワシントンポスト』は1日、米國バターン・コレヒドール防衛軍記念委員會の代表のジャン・トムソン氏の話を引用し、第二次世界大戦中かつて日本軍の「収容所」に収容され、苦痛にさいなまれ、監禁されていた多くの元兵士にとっては、「傷の痛みは未だ癒やされておらず、その一部は永遠に癒やすことはできないだろう」と伝えた。
この協會は第二次世界大戦中のフィリピン・バターンとコレヒドールを防衛する米軍兵士の記念を趣旨とする組織だ。トンプソン氏は「私たちこの協會のメンバーは安倍首相の演説日として選ばれた日の重要性を非常によく分かっています。(70年前)『収容所』の捕虜たちはこの日必ずお辭儀をして、(裕仁)天皇に敬意を表さねばなりませんでした。」と述べている。
報道によると、米國議會がなぜこの日を選んで安倍首相に講演させるかについては説明はされていないという。 日本と米國政府が手配したスケジュールに基づいて、安倍首相は4月下旬に訪米し米國議會で演説する。日本政府の聲明は、これは日本の指導者による米議會上下両院合同會議での「初」の演説となる見通しだと伝えている。
(新華網日本語)
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