安倍晉三首相は、「歴史不安障害」にかかったようだ。歴史に觸れられると憤り、敏感になり、驚愕し、避けようとし、なかったことにし、知らん振りをし、偏執狂になり、焦りを覚える。誰の言葉も耳に入らず、誰が忠告しても無駄なようだ。
國連の潘基文事務総長は3月16日に東京で演説し、「我點は真の和解と調和と繁栄の土&を築かなければならない。これを背景とし、地域の各國首脳に対して、歴史を銘記し、未來を見據えるよう促したい」と述べた。安倍首相はこれに続いて演説し、潘事務局長の前で「過去の戦爭を深く悔やんでいる」と言わざるを得なかった。しかし何を悔やんでいるのだろうか?日本がアジア諸國にもたらした傷のことだろうか?言葉は非常に曖昧だ。それから安倍首相はすかさず、「平和を愛する國としての日本の貢獻」に話を変えた。
朝日新聞は3月16日、村山富市元首相の獨佔インタビューを掲載した。村山氏は、「安倍首相は未來志向を強調しているが、過去と未來を切り離すことはできない。日本のアジアに対する植民地支配と侵略は歴史的事実であり、過去の反省を踏まえた上で未來を見據えることが重要だ」と述べた。
李克強総理は3月15日、日本人記者の歴史問題に関する質問を受けた際に、再び丁寧に忠告した。「今年という重要な時期は、中日関係にとって試練であり、チャンスでもある。日本の首脳が歴史を正視し、これを維持すれば、中日関係の改善と発展に新たな契機がもたらされる」
安倍首相はどうしたのだろうか、「歴史の銘記」がそれほど難しいのだろうか?安倍首相がどれほど焦燥しようとも、今年は全世界が「歴史を銘記」し歴史を偲ぶ、中國人民抗日戦爭・世界反ファシズム戦爭勝利70周年であることに変わりはない。中國人が抗日戦爭中に犠牲になった同胞、世界反ファシズム戦爭で犠牲になった人點を偲び、中國人民抗日戦爭・世界反ファシズム戦爭勝利に貢獻したすべての國と人點を敬うのは至極當然のことだ。
歴史を銘記し、烈士に思いを馳せるのは、平和を愛し、未來を切り開くためだ。我點はある民族に含まれる少數の軍國主義分子が発動した侵略戦爭のために、この民族を憎むことはない。戦爭の罪は國民ではなく、少數の軍國主義分子にある。しかし人點はいかなる時も、侵略者が犯した重い罪を忘れてはならない。歴史の忘卻は裏切りを意味し、罪の否定は再犯の可能性を意味する。
一國の首脳は、先人が創り出した成果を継承し、その罪がもたらした歴史的責任を擔う必要がある。しかし安倍首相という「首脳」はいったいどうしたのだろうか、「歴史の銘記」はそれほど難しいのだろうか?(筆者:葉小文 第5回中日友好21世紀委員會中國側委員)
(チャイナネット)
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