【新華社北京2月13日】21世紀海上シルクロードの建設は、2013年10月、習近平主席がASEAN諸國訪問時に國際社會に向けて初めて提起した重大な協力の提案だ。この新しい海上シルクロードは中國、東南アジア、南アジア、西アジア、東アフリカと歐州を結び、柔軟且つしなやかで強く、躍動的で、連なり、開放的・包容的なものだ。「天下の萬物」がここに集まり、散逸し、多元的な文明がここで融合し、互いを鏡としている。
21世紀海上シルクロードの新しさは、その新しい時代の視野、新しいトップデザイン、新しい協力モデル、新しい発展ビジョン、新しい精神の內包にある。
古代の海上シルクロードに比べ、新しい海上シルクロードの新しさは、まず「21世紀」という未來に向けた時間座標にある。今の世界は、経済のグローバル化が深く発展し、地域一體化の進展が生き生きとして盛んで、國際構造におけるさまざまな深い調整と変化が、より公平公正的な國際秩序を呼びかけつつある。
21世紀海上シルクロードの新しさは、革新の協力モデルと発展ビジョンにもある。「一帶一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の建設は、新常態に歩み入る中國が一層の対外開放を契機とし、政策、通路、貿易、通貨、民心のコネクティビティを血脈・経絡として、急速に発展する中國経済と沿線諸國の利益を結びつけ、中國の夢とアジア太平洋の夢、世界の夢とを共に織り成すよう力を盡くしてゆく。
新時代、新モード、新ビジョンは、「平和協力、開放包容、相互學習と相互研究、互恵・ウィンウィン」のシルクロード精神を伝承の中で向上させ、21世紀に特別に屬する精神の內包にきっと注ぎ込まれるだろう。
21世紀海上シルクロードは、マーシャル・プランではなく、モンロー宣言ではなく、また朝貢外交でもなく、更には「歴史貿易ルートの単なる再活性化」ではないことを歴史が証明している。この萬里の波濤(はとう)を乗り越えた新しいシルクロードは、國家間の平和協力や文明間の平等な付き合いの証人となる見込みだ。それは緊張狀態を作り出すのではなく緩和させ、誤解を深めるのではなく解消するもので、沿線のすべての國に互恵・ウィンウィンと共同繁栄の福祉をもたらすだろう。
(新華網日本語)
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