【新華社シンガポール1月19日】朝鮮の核問題をめぐる6カ國協議首席代表である李勇浩外務次官は19日シンガポールで、朝鮮側は米國側と朝鮮が最近提起した條件付きで核実験を停止する提案について踏み込んだ意見交換を行い、朝鮮側が今回の提案の目的を米國側に詳しく説明したと表明した。李勇浩外務次官はまた、朝鮮半島の緊迫した情勢を解消するための第一歩は、米國と韓國が合同軍事演習の実施を中止することだと強調した。それ以外にも李勇浩外務次官は、朝鮮は今まで無條件で6カ國協議に復帰することを望んできていたとも表明している。
李勇浩・外務次官は終了したばかりの2日間にわたる朝米による非公式會談後の記者會見で、上述の表明を行ったのだ。李勇浩・外務次官は、今回の會談は朝鮮半島の緊迫した情勢を解消するためのもので、地域情勢を絶えずエスカレートさせてきた根本的な原因は、米韓が毎年実施する大規模な合同軍事演習にある。よって、朝鮮の今回の提案の核心は、米韓が合同軍事演習を中止さえすれば、朝鮮は核実験を暫時停止する返答を行う準備がすでにできているということだと述べている。
米國のボズワース前朝鮮擔當特別代表は記者會見で、雙方は今回「過去に何が起きたのかに対してだけでなく、將來的に何が起こるかもしれないかに対しても非常に有益な討議を行った。」と表明している。
ボズワース前特別代表は今回の會談の意義を肯定したが、それと同時にまた次のように強調している、彼らが米國政府を代表して今回の會談に參與しているのではなく、朝鮮問題に対し経験と関心をもつ個人的な身分として、相手の考えを傾聴に來たにすぎない。彼らは今回の會談でいかなる提案も提起しておらず、現在は次の會談を行う計畫もない。
(新華網日本語)
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