
【新華社北京3月5日】中國の第11期全國人民代表大會(全人代、國會に相當)第4回會議スポークスマンの李肇星氏は4日、次のように述べた。2010年7月以降、中國の消費者物価指數(CPI)は確実に上昇しており、インフレ傾向が強く、価格上昇の分野が広く、將來のインフレ観測も根強い。全體的にみると、昨年のCPI上昇率は約3・3%で、3%前後に抑えるというマクロコントロール目標に近かった。
李スポークスマンは記者の質問に答え、次のように説明した。価格の上昇は、コストが徐點に上昇した內部要因、海外市場で大口商品の価格が上昇した外部要因、自然災害が多発した要因、投機筋が価格を引き上げたバブル要因、潤沢な流動性が根底にある二次的要因、一部メディアが狀況をあおったことなど、さまざまな要素が積み重ねられた結果である。
また次のように述べた。政府は安定した物価水準を維持し、人民の基本的な生活を保障することを重視している。各地、各部門は積極的に行動し、物価を安定させ、人民の生活を安定させるための活動を全面的に展開し、大きな成果を収めている。現狀をみると、昨年の価格上昇が今年の物価水準に與える影響は比較的大きく、資源や環境と価格の関係を合理化することも考えなければならない。