
23日、青海省海北チベット族自治州剛察県で羽ばたくオグロヅル。(西寧=新華社配信)
【新華社西寧5月30日】中國青海湖國家級自然保護區管理局によると、20~24日に行われた同湖の夏鳥繁殖期特別調查で、水鳥42種4萬4千羽余りが観測された。前年同期から約8千羽(22・6%)増加した。
青海湖は、青海チベット高原北東にある中國最大の內陸性塩水湖。同管理局の何玉邦(か・ぎょくほう)局長によると、鳥島や海心山など鳥類の主要な生息地24カ所で、スタッフが水鳥42種4萬4千羽余りを観測し、國家1級重點保護野生動物のオグロヅル88羽、國家2級重點保護野生動物のハジロカイツブリ16羽、オオハクチョウ6羽、キョウジョシギ3羽も含まれていた。
青海湖の夏の渡り鳥は主にインドガン、チャガシラカモメ、オオズグロカモメ、カワウ、カンムリカイツブリで、今回の調查では計3萬6200羽以上が観測され、前年同期比18・3%増加した。
何氏は、青海湖の生態環境改善に伴い、ここ數年、水鳥の生息地が広く分佈し、個體間の幹渉の度合が減少するなどの傾向が見られると説明した。