1日、香港の紅磡地區にあるスーパーで、野菜を購入する市民。(香港=新華社記者/王申)
【新華社香港・上海3月9日】中國香港特別行政區政府報道官は7日、內地からの生鮮食品供給が安定し、野菜の卸売価格も持続的に下落していることから、市民は過度に買い物をする必要がないと指摘した。
最新データによると、6日に內地から陸路と水路で香港に運ばれた野菜の供給量は約2200トンで、野菜全體の卸売価格はほぼ通常の水準に下がった。內地からのチルド豚肉の供給量は約116トンで、通常の水準を引き続き上回った。上水食肉加工工場が7日にサービスを再開し、荃灣食肉加工工場も運営狀況に応じて食肉加工サービスを引き続き提供するとしており、8日には生體豚の供給が通常の水準を回復する見通しとなった。
報道官は、食用米備蓄業者が特區政府の求めに従い、市民15日分の米を備蓄しており、業界が一般的に特區政府が規定した倍以上を備蓄していると表明したことから、香港市民が1カ月食べる量は十分に確保されていると説明。特區政府は引き続き市場の食品供給狀況に細心の注意を払い、主要サプライヤーや內地の関連部門と緊密に連絡を取り、食品供給の安定を維持していくと語った。
上海稅関は7日、浦東國際空港稅関が1日以降、同空港の一般航空貨物ルートを通じ、香港向けの新型コロナウイルス関連検查試薬を5ロット、8萬5千人分以上を通関させたほか、醫療用外科マスク100萬枚の迅速な通関をサポートしたと発表している。