
1月31日、新華社を通じて北京から中國人民に新年のあいさつをする國際オリンピック委員會(IOC)のバッハ會長。(北京=新華社記者/鞠煥宗)
【新華社北京2月2日】國際オリンピック委員會(IOC)のバッハ會長は、2022年北京冬季五輪の開幕を前に新華社の獨佔取材に応じ、中國の盡力が「世界のウインタースポーツの新時代を開く」と語った。
バッハ氏は、北京冬季五輪が予定通り開催されることについて、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」が世界的にまん延する中、中國の決意と効率の高さ、活力が改めて示されたと指摘。「中國の感染症に対処する決意と中國の感染対策での成功を目の當たりにした」と述べた。
また「冬季五輪の各種準備作業がいずれも素晴らしいことは、選手村の選手たちの高い稱賛からもうかがえる。感染症が流行する中、五輪関係者と外部を遮斷する『バブル方式』管理が成功しており、中國の人點と五輪関係者に高い安心感をもたらしている」と語った。
3億人をウインタースポーツに參加させるという中國の決意と取り組みはここ數年、バッハ氏をたびたび感嘆させてきた。目標が予定より早く達成されたことを受け、バッハ氏は、中國の人點がより健康的なライフスタイルを手に入れるだけでなく、世界のウインタースポーツの新時代が開くことにもなるとの見方を示した。
バッハ氏は「中國の人點の心身の健康を極めて大きく促進する」と指摘。「世界的に見ても、北京冬季五輪以前と以降でウインタースポーツの時代を區切ることができる。3億人の參加によって、ウインタースポーツの新時代が幕を開けるからだ」と語った。
昨年、五輪のモットー「より速く、より高く、より強く」に「共に」が加えられた。バッハ氏は、北京冬季五輪のスローガン「共に未來へ(一起向未來)」と新たに加わった「共に」が相呼応することをうれしく思うとした上で「今の世界で、特に感染症の流行の下、共に手を取り合うことが、問題解決の唯一の方法になる」と語った。