【新華社ジュネーブ9月6日】國連貿易開発會議(UNCTAD)のシニアエコノミスト、梁國勇(りょう・こくゆう)氏はこのほど、スイスのジュネーブで新華社の特別インタビューに応じた。梁氏は、新型コロナウイルスが世界経済に巨大な衝撃をもたらし、國際貿易が深刻な影響を受ける中、中國國際サービス貿易交易會が開かれたことについて、サービス貿易の回復と成長の促進、國際貿易と投資活力の喚起、世界経済のバランスの取れた回復推進に有利になると語った。
UNCTADのデータによると、2020年の世界貿易総額は新型コロナの影響により約9%減少した。うち、モノの貿易額の減少幅は約6・0%、サービス貿易額は約16・5%だった。
梁氏は「科學技術に支えられたサービス貿易は、今後のグローバル化をけん引する新たな潮流になる。中國は世界第2の経済大國であり、経済の急速な構造転換と高度化、3次産業の大発展、対外開放と企業の國際化が深まる正念場に差し掛かっている。サービス貿易の潛在力は巨大だ」と述べた。
梁氏は、中國のサービス業が顕著な発展潛在力を持つと指摘。自國経済から見れば、サービス貿易の國際競爭力はモノ貿易との差が大きく、國際的にも先進國に比べまだ差があるとの見方を示した。
経済の構造転換と高度化に伴い、サービス業は急速に発展し、サービス企業の國際競爭力も高まり、中國のサービス貿易の後発優位性と発展潛在力が絶えず喚起されることから、サービス貿易の発展の見通しは明るいとの認識も示した。サービス貿易の輸出増加のほか、新たな開放措置の導入と輸入拡大もその他の國・地域に重要なチャンスをもたらし、グローバル化の新原動力になると語った。
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