
22日、広州航標処の侖頭基地に停泊する「海巡173」號。(広州=新華社記者/田建川)
【新華社広州7月24日】中國の設標船「海巡173」號が22日、交通運輸部南中國海航海保障センター広州航標処に正式配備された。同船は排水量2228トンと大型で、中國の交通運輸システムのうち南中國海海區で最も先進的な裝備を備えた船となっており、粵港澳大灣區(広東・香港・マカオビッグベイエリア)および南中國海海區におけるブイの設置と保守・整備に充てられる。
全長73・3メートル、幅14メートル、設計速度15ノット、航続距離5千カイリで、自動船位保持機能「DP-1」を備えている。
衛星測位システム「北斗」を搭載し、北斗地上強化システムから送信される差動補正信號を受信することで、測位精度を1メートル以內に抑えることが可能。「北斗」ショートメッセージ通信機能もサポートしており、船舶の靜的・動的データを船舶管理プラットフォームに伝送することもできる。
同船はまた、中國の西沙・南沙群島水域の燈&や燈浮標(照明機能を備えたブイ)、ブイなどの航路標識を重點的に巡迴検查・整備することで、南中國海における航行への保障能力を向上させる。(記者/田建川)












