【新華社モスクワ7月14日】世界保健機関(WHO)のロシア代表メリタ・ブイノビッチ氏は、新型コロナウイルスが流行するかなり前から休眠狀態で存在していた可能性があることを明らかにした。
ブイノビッチ氏は、通信社RIAノーボスチとの最近のインタビューで、「WHOは、中國人科學者らと共同でウイルスの起源を分析するため大規模なチームを立ち上げた」と明らかにし、「このウイルスは動物に宿っていたが、どこかで人間に感染した。それがいつ、どこで起きたかを言うのは難しい。現在調查中だ。ウイルスは下水で発見できるが、はっきりしたことは何も言えない」と語った。
スペインのウイルス學者らは、中國で感染が拡大する9カ月前の2019年3月にバルセロナで採取した下水サンプルから、新型コロナウイルスの痕跡を発見している。
また、イタリアの高等衛生研究所によると、同國で新型コロナウイルスの最初の感染者が確認されるかなり前の昨年12月18日、ミラノとトリノで採取された下水サンプルからウイルスの痕跡が見つかったという。
ブイノビッチ氏は、これらのサンプルについては科學者らが現在調查を行っており、何らかの「革新的な結果」が得られれば、WHOは直ちに発表するとしている。
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