
15日、ジムサル県の七彩チョウ園で、チョウの標本作りに取り組む関富雲さん。(ジムサル=新華社記者/丁磊)
【新華社ウルムチ5月23日】中國新疆ウイグル自治區昌吉回族自治州ジムサル県北地社區(コミュニティー)に暮らす関富雲(かん・ふうん)さんは2011年、海南省で3カ月間チョウの養殖技術を學んでから、幼蟲100匹余りを自宅に持ち帰り、チョウの養殖を試みた。チョウの壽命は短いため、同地で養殖するには溫度や濕度、病蟲害などの問題を克服しなければならない。幾度もの試行錯誤の末、2014年、関さんが羽化に成功したチョウの數がついに1萬匹を超えた。
鮮やかな羽をもつ生きたチョウは、結婚式や開業祝いなどのイベントの際に飛ばすことができるため、高い収益が期待できるが、壽命は短い。どうすればその美しさを維持しながら最大限の利益を上げることができるかを考えた関さんはある日、チョウの標本や羽アートを作ることを思いついた。
現在、関さんの生きたチョウとチョウの羽アートはオンラインとオフラインのほか、北京やアモイなどでも販売されている。関さんのチョウの関連商品は市場で認められ、政府からの支持も得ている。2019年には同県の泉子街鎮にチョウ観賞園が設立され、大勢の観光客が訪れている。












