
湖北省武漢市江夏區の仮設病院で、中國の伝統的な體操を患者らに指導する醫療従事者。(2月25日撮影、武漢=新華社記者/沈伯韓)
【新華社北京3月12日】中國の保健部門は9日、新型コロナウイルスによる肺炎から回復して退院した5萬人を超える人點の大半が中國伝統醫學の中醫學治療(TCM)を受けていたことを明らかにした。
國家中醫薬管理局の余艶紅(よ・えんこう)副局長は記者會見で、TCMと西洋醫學治療の併用が新型肺炎治療に効果があることが膨大な數の患者によって証明されていると述べた。
公式データによると、TCMは中國國內で新型肺炎への感染が確認された7萬4603人(全體の92・5%)の治療に導入されている。
湖北省武漢市江夏區の仮設病院で、患者にTCM治療を行う醫療従事者(右)。(2月25日撮影、武漢=新華社記者/沈伯韓)
専門家チームは、TCMのみ、または西洋醫學治療のみを受けた患者に比べると、両方を統合した治療を受けた患者では、熱や咳、だるさなどの症狀を早めに緩和して回復率を上げ、軽い症狀が重症化する可能性と死亡率を下げるのに効果があったことを確認したとしている。
余氏は、TCMは、伝染病に対する體の自然免疫力と回復力を高め、體全體のバランスを維持することを重視していると述べた。
また、中國國家衛生健康委員會の曽益新(そう・えきしん)副主任は、TCMの臨床治療は、地理や気候條件の違い、患者それぞれの體調を基に個別に行われると説明している。
同委員會は、各地域で新型肺炎の予防・抑制に関してTCM治療計畫を推進するよう通達している。
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