
會談に先立ち、人民大會堂東門外広場で開かれたムハンマド・アブダビ首長國皇太子の歓迎式典に臨む習近平國家主席。(北京=新華社記者/龐興雷)
【新華社北京7月23日】中國の習近平(しゅう・きんぺい)國家主席は22日、北京の人民大會堂でアラブ首長國連邦(UAE)のムハンマド・アブダビ首長國皇太子と會談した。
習近平氏は次のように述べた。両國が共同で発表する「中國とUAEの全面的戦略パートナーシップ強化に関する共同聲明」は、両國の関係史上、また一つの重要な綱領的文書となる。両國の全面的戦略パートナーシップが絶えず新たな成果を収めるようリード、推進し、両國の人民にさらなる幸福をもたらすことを願っている。
習近平氏はまた、次のように強調した。中國はUAEとの連攜と協力を強化し、國連を核心とする國際體系や國際法に基づく國際秩序、多國間主義と公平・正義を斷固として守り、人類運命共同體の構築を推進していきたい。「一帯一路」の質の高い共同建設を加速させ、両國の発展戦略の結び付きを強め、エネルギー分野における長期的かつ安定的で全面的な戦略協力を強化、拡大しなければならない。
習近平氏はさらに、次のように強調した。灣岸地域の平和と安定は中東全體、ひいては世界の安全・発展にとって重要な意味を持つ。中國は関係各國が冷靜と自製を保ち、相互尊重を踏まえ、対話と協議を通じて意見の相違を解決し、衝突をなくさなければならない。
ムハンマド氏は次のように述べた。中國の核心的利益と重大な関心事に関わる問題で、UAEは引き続き中國を力強く支持する。「一帯一路」構想の共同建設は地域の相互接続推進と世界経済の成長に重要な役割を果たしている。UAEはこれに積極的に參加し、さらに大きな役割を果たしていきたい。UAEはまた、中國との安全保障協力を強化し、「東トルキスタン」を含むテロ・過激派勢力を共に取り締まり、國家の安全と地域の安定を共に守っていきたい。中國が國際業務、特に中東灣岸地域で実施した責任ある政策を稱賛し、中東の平和と安定を守るためにより大きな役割を果たすことを歓迎する。


