
中國の習近平國家主席は23日、イタリアの首都ローマで同國のコンテ首相と會談した。(ローマ=新華社記者/蘭紅光)
【新華社ローマ3月24日】中國の習近平(しゅう・きんぺい)國家主席は23日、イタリアの首都ローマで同國のコンテ首相と會談した。
習近平氏は次のように強調した。両國の発展目標は一致しており、経済の相互補完性は強く、協力の見通しは明るい。中國はイタリアと共に、2國間関係を全面的に拡大し、深化させたい。中國とイタリアはそれぞれ古代シルクロードの両端に位置し「一帯一路」協力を展開するのは至極當然のことである。両國は政府間の「一帯一路」協力了解覚書の締結を契機に、「一帯一路」構想とイタリアの「北部港灣建設計畫」「イタリア投資計畫」との結びつきを強化し、各分野の互恵協力を推進していくべきである。
習近平氏はまた、次のように指摘した。中國は開放の拡大を堅持しており、イタリアを含む各國の企業が中國で投資し、事業を興すことを歓迎すると同時に、中國企業、特にハイテク企業がイタリアで投資・発展することを奨勵する。
コンテ氏は次のように表明した。習近平主席の今回のイタリア訪問は重要な歴史的意義があり、必ずやイタリアと中國の関係をより高い段階に導くだろう。イタリアは両國関係を非常に重視し、中國と全面的戦略パートナーシップを深め、経済や貿易、投資、エネルギー、農業、文化、観光、航空などの協力を拡大していきたい。われわれは歴史的好機をつかみ「一帯一路」共同建設に參加することを喜んでいる。これが両國の協力の潛在力を十分掘り起こすことに役立つと確信している。
會談後、両國指導者は共に「一帯一路」建設の共同推進に関する了解覚書や、中國の流出文化財返還などの2國間協力文書の締結と交換に立ち會った。


