【新華社銀川8月13日】中國寧夏大學西夏學研究院は11日、同大學の中國・ロシア西夏學共同研究所とロシア科學アカデミーのロシア・中國西夏學共同研究所がこのほど、新たな協力協定に調印したことを明らかにした。
中國教育部が承認した共同研究計畫によれば、中國とロシアは2018年から、ロシア所蔵の西夏文の詩歌やことわざ、西夏文に翻訳された漢文の世俗的古典書籍、西夏文の類書(古代中國の書籍ジャンルの一つ)、ロシアが所蔵する黒水城(カラホト)関連文化財、中國で新たに発見された西夏関連文獻や文化財について研究を行い、國際學術フォーラムの開催や共同研究成果の出版を引き続き進めていく。
寧夏は西夏(1038年~1227年、タングートの首長李元昊が現在の中國西北部の甘粛省・寧夏回族自治區に建國した王朝)の故地で、西夏研究における地理的優位性を備えている。ロシアは多くの西夏文獻を収集しており、西夏學において國際的に重要な國である。中國・ロシア人文協力委員會事務局は2009年、「西夏文化に関する研究」を両國の活動項目に加えた。中國教育部の指導の下、寧夏大學の西夏學研究院はロシア科學アカデミーの東方文獻研究所と協定を結び、中ロ人文協力交流メカニズム下の研究機関、中國・ロシア西夏學共同研究所を設立した。
雙方は8年にわたり、西夏文の法律文獻や、黒水城から出土した漢文の社會文書などについて研究を行い、一連の成果について出版し、5回にわたる西夏學國際學術フォーラムを開催してきた。
當社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無斷転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事:
