【新華社東京6月27日】北京大學校友書法篆刻展が26日、東京の早稲田大學で開幕した。同展は中日平和友好條約締結40周年を記念して両校が行う文化交流活動となる。
展示會は北京大學國際合作部と早稲田大學孔子學院が共同で開催し、北京大學の教職員やOBによる作品35點を展示した。
北京大學元常務副校長の呉志攀教授は、中日両國の民間交流には、それを取り持つ要素が必要との考えを示し、書法(書道)など中國伝統文化をその一例に挙げた。また、日本は數千年にわたり中國文化の影響を深く受けてきたことから両國文化には多くの共通點があるとし、今回の活動が中日両國の民間交流で認識と理解を深める窓口になることに期待を示した。
早稲田大學國際部長の黒田一雄教授は記者に対し、両大學の交流の歴史は非常に長く、100年あまり前には李大釗など中國の著名な學者、革命家の多くが早稲田大に留學するなど、互いに密接な関係を保ち続けてきたと語った。今回の展示會は両大學の教員・學生間の交流を積極的に促す一助となるとし「両校が今後も引き続き手を取り合って交流・協力を深め、日中間の友情の架け橋になることを願う」と語った。
今回の展示會の運営代表者である郭俊傑・北京大學校友書畫協會執行會長は、日本が中國書法の晉唐時代の書風を良い形で継承しつつも、多くの創意工夫を生み出していることを評価。雙方が交流を通じて相互に啓発し合うことは、中國の現代書風や両國文化の交流を促す上で現実的な意味を持つと述べた。
方建勲・北京大學校友書畫協會秘書長によれば、今回の出展作品は中國の伝統書法の古風で優雅な味わいを重んじており「和して同ぜず」という気品が表れているという。
北京大學のOB代表は今後、武蔵野大學や桜美林大學、工學院大學などに赴き書法巡迴展と交流活動を行う見込み。(記者/王可佳)
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