
31日、「新華社日本語ニュースサービス」の発表説明會であいさつする蔡名照・新華社社長。(新華社記者/華義)
【新華社東京1月31日】新華通信社(新華社)は31日、東京都內で、2月1日から正式サービスを開始する「新華社日本語ニュースサービス」の発表説明會を行った。今後、文字や寫真、音聲、映像など様點な方式を用い、日本のユーザーに向け日本語でニュース配信を行う。
蔡名照・新華社社長が説明會であいさつし、同サービスが、中國語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語、ポルトガル語の7つの言語に続く、8つ目の外國語配信サービスとなり、特定の國を対象とした事業としては初めてと語った。また同サービスの開始は、日本語での記事配信プラットフォームを初めて手にしたことを意味し、新華社の長い歴史において重要な意義を持ち、日本のユーザーにとっても、中國のニュースを手軽に、素早く手にするための新しい選択肢になるとの認識を示した。

31日、「新華社日本語ニュースサービス」の発表説明會であいさつする福田康夫・元首相。(新華社記者/馬平)
蔡社長はまた、新華社は國內外230以上の支局に4千人以上の記者を擁し、日點6800本以上の記事を配信しており、この全世界をカバーするニュース取材編集ネットワークが日本でのサービスを支えると強調した。さらに、人工知能(AI)をニュース報道に取り入れた「メディア・ブレーン」(媒體大脳)を先月発表し、スマート取材編集、ユーザー分析、畫像識別、音聲合成などの機能統合により、報道配信の効率が大幅に向上したことを紹介。日本における配信サービスでも、この世界最先端の取材編集システムが活用されるという。

31日、「新華社日本語ニュースサービス」の発表説明會であいさつする福山正喜・共同通信社社長。(新華社記者/馬平)
蔡社長はあいさつの最後で、今年が中日平和友好條約締結40周年に當たることに觸れ、中國と日本は隣國、共にアジアと世界における経済大國であり、両國関係の安定した発展は、両國人民の利益に合致し、地域と世界に対し大きな影響力を持つと語り、日本での同サービスが中日関係の発展に寄與し、両國人民の友好促進の新たな力になるとの期待を示した。
続けてあいさつに立った福田康夫元首相は、新華社が日本語のニュース配信を行うことは大きな意味を持つと語り「中國の変化は速くて大きい、中國に関する情報はいくらあっても足りない」と述べた。また同サービスが日本側の中國理解を助け、中日相互理解の増進と中日関係の発展に積極的に貢獻するとの考えを示した。 説明會ではまた、共同通信社グループの株式會社共同デジタルと株式會社共同通信イメージズが、同サービスの日本における販売代理店になることが発表された。

31日、「新華社日本語ニュースサービス」の発表説明會であいさつする程永華・駐日中國大使。(新華社記者/馬平)
同説明會には、福田康夫・元首相や程永華・駐日中國大使、福山正喜・共同通信社社長、明石康・元國連事務次長、宮本雄二・元駐中國大使および日本のメディアや企業、在日中國企業の代表者ら150人余りが出席した。(記者/彭純 方蕓暁)
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