
15日、授與されたピエール・ド・クーベルタン・メダルと賞狀を掲げて見せる呂俊傑氏。(新華社記者徐金泉撮影)
【新華社ローザンヌ1月17日】國際オリンピック委員會(IOC)のトーマス・バッハ會長は15日、スイスのローザンヌにあるIOC本部で、中國の紫砂壺蕓術家である呂俊傑氏に、ピエール・ド・クーベルタン・メダルを授與した。呂氏は紫砂壺蕓術で初めてこのメダルを受賞した蕓術家となった。
現代オリンピックの父、ピエール・ド・クーベルタンを記念して、IOCは1964年にピエール・ド・クーベルタン・メダルを創設し、オリンピックで特別の貢獻を行った人を表彰する。
紫砂壺は中國獨特の蕓術で、7000年の歴史を持ち、中國の無形文化遺産として、その獨特な手仕事で形成される技と深い文化的內包は、世界的な名聲を博している。江蘇省出身の呂氏は、長年にわたり紫砂壺という中國伝統蕓術を通して、中國文化とオリンピック精神を伝え、IOCの注目を集め認められた。
呂氏は授賞式で、「私は初めてIOC本部に入った。中國の伝統蕓術である紫砂壺がIOCに認められたことは私一人の栄譽ではなく、偉大な祖國の優秀な伝統文化が支えとなり、この賞の受賞も中國伝統文化の魅力をはっきりと示している。」と述べた。
中國美術家協會會員、研究員級高級工蕓アーティストとして、呂氏の代表作には「蓮華」や「一帯一路」などの茶器がある。2018年3月、「五環・五色」呂俊傑紫砂壺蕓術オリンピックテーマ展が、ローザンヌのオリンピック・ミュージアムで開催される。テーマ展には呂氏が2022年北京冬季五輪、「オリンピックを喝采」をテーマとして製作した紫砂壺「優勝壺」が特別に展示される。












