
新華網北京10月12日 中國國家観光局のデータによると、このほどの國慶節と中秋節の「スーパーゴールデンウィーク」期間中の中國の海外旅行者數が延べ600萬人以上にも達しており、中國の約300の都市から、世界88の國・地域の1155の都市にたどり着いている。中國人観光客の消費が引き続き現地の経済を牽引すると同時に、絶えず変化し続ける行為や習慣が観光地に與える影響も國際的な注目を集めている。人民日報が伝えた。
早くもゴールデンウィークが始まる前から、「どこで支付寶(アリペイ)に接続することができるか教えてください」という日本の企業からの切実な質問が、ネットの掲示板で話題となっていた。中國人観光客の海外旅行に伴い、消費習慣も海外進出し、海外企業の決済習慣も変化を迫られている。
中國人の収入レベルが上昇し続け、中國パスポートの価値がますます高まることにつれ、海外旅行は現在、もはや通常の活動になりつつある。海外旅行が頻繁に行われることに伴い、中國人観光客の旅行や消費の意識もより成熟し、世界と互いに影響し合う方法も変わりつつある。英『フィナンシャル・タイムズ』誌は少し前、中國人観光客が海外旅行に関する総支出は増える一方、ショッピングが支出全體に佔める比率が15.9%も下がり、その減少ぶりが最も顕著であると、指摘した。
目的地となっている多くの國では、中國人観光客を研究し、適応し始めている。スペインの『エル・パイス』誌は、現在中國人観光客の大體のイメージとは、インターネットと切っても切れない関係にあり、高収入で、大學の學歴を持つ都會人であると指摘している。歐米企業の多くは、銀聯の決済サービス「雲閃付(Quick Pass)」に対応しており、日本やタイなどアジア近隣諸國の店舗も相次いで微信(WeChat)や支付寶(アリペイ)などモバイル決済方法を取り入れている。これらは中國人観光客のニーズを満たすのだけでなく、より多くの現地住民が將來の流れの恩恵を與ることにしている。
簡単で大ざっぱな「売買」は永遠に過去のものとなり、中國人観光客と世界が互いに影響し合う方法も互いに啓発し合う深い交流へと日點に変化しつつある。こうして、中國と世界の距離はますます縮まり、互いに照り映える多様な文明の光が人點の心を染み渡っている。
(新華社より)
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