
栃木県宇都宮市にある居酒屋は、変わった店員を雇用している。その「報酬」もバナナと変わっている。8日付英デイリー メール紙が伝えた。
居酒屋「かやぶき」は伝統的な日本の居酒屋と同じように見えるが、この趣深い裝飾の店內に入り目に映るのは、愛想のいい店員ではなくやんちゃでかわいい猿だ。店主の大塚薫さんは、日光山で生活していたこの猿を念入りに観察し、選び出した。この猿は店で約29年も働いている。「報酬」はバナナだ。
猿のやっちゃんもその一員だ。當時17歳だった猿のふくちゃんは、やっちゃんがお客に紙ナプキンを運ぶのを真似した。そこで店主はふくちゃんを雇い、やっちゃんのパートナーにすることを決定した。世界各地の観光客が名を慕い訪れ、猿による行き屆いたサービスを楽しんでいる。この光景を撮影した動畫を見れば、猿たちの一日の勤務狀況が分かる。
動畫のふくちゃんは制服を着て、お客にビールと紙ナプキンを屆ける。しかしこのベテラン店員もミスをすることがある。テーブルに駆け寄り、枝豆をこぼしてしまったのだ。ふくちゃんや同僚のサービスに満足すれば、お客はチップとして豆を與えることができる。店主は「猿は家族よりも親しい。私は毎晩抱いて一緒に寢ている。もう離れることのできない家族だ」と話した。












