
「一帯一路」國際協力サミットフォーラムが5月14日から15日にかけて北京で行われ、懐柔區に位置する雁棲湖國際會議センターは今回のサミットフォーラムのメイン會場となる。
新華網北京5月12日 「一帶一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構築推進工作指導グループ事務室は10日、『「一帯一路」の共同構築:その理念と実踐及び中國の貢獻。』を発表した。
理念から実踐まで、3年余りにわたり、「一帯一路」構築はどのような成果を収めてきたのか?中國はその中でどのような役割を果たし、どのような貢獻をしたのか?未來を展望し、「一帯一路」はまた世界と各國人民に何をもたらすだろうか。記者はこの概観的なレポートについて整理した。
青寫真から実踐まで:「一帯一路」が広大な配置を計畫する
シルクロードで響くラクダの鈴や紺碧の海に浮かぶ帆船に従って、「一帯一路」構想が古代の陸と海のシルクロードの方向を結びつけて、空間配置において次の5つの方向を描いている。
シルクロード経済ベルトに狙いを定めた3つの方向─
中國の西北、東北から中央アジア、ロシアを経て歐州、バルト海まで。
中國の西北から中央アジア、西アジアを経てペルシャ灣、地中海まで。
中國の南西からインドシナ半島を経てインド洋まで。
21世紀海上シルクロードが狙いを定めた2つの方向─
中國の沿岸部の港から南中國海を過ぎて、マラッカ海峽を経てインド洋まで、更に歐州まで延びる。
中國の沿岸部の港から南中國海を過ぎて、南太平洋へと延びる。
この五つの方向に基づき、「一帯一路」の共同構築における協力の重點と空間配置に従って、「六廊六路多國多港(6つの経済回廊、6つのルート、複數の國、複數の港)」の協力の枠組みが紙面に躍如として、各國の「一帯一路」協力の參與に明確な方向性を與えた。
経済から人文まで:「一帯一路」が沿線各國を繁栄させ、民生福祉を増進させる
3年余りにわたり、「一帯一路」構想は無形から有形、點から面に、政策の疎通、施設の連結、貿易の滯りなく通じ、資金の融通、民心の相通じなどの重點分野において、実務的協力を絶えず推進し、沿線各國の繁栄と発展を促進してきた。
——政策の疎通:中國と「一帯一路」沿線國はハイレベルの推進、戦略のリンク、二國間と多國間メカニズム、「複線(政府と民間)」の対話及び交流協力などの政府から民間までの多次元の協力メカニズムを共同で構築し、協力の深化に向けて良好な條件を創り上げてきた。
——施設の連結:中國・ラオス鉄道、ハンガリー・セルビア鉄道、インドネシアのジャカルタ・バンドン高速鉄道、パキスタンのペシャーワル・カラチ高速鉄道、ピレウス港、グワダール港などの象徴的なプロジェクトから、中國ロシア原油パイプライン、中國—中央アジア天然ガスパイプライン、中國ロシア天然ガスパイプライン東線などのエネルギー施設の連結まで。建設計畫のリンクから品質技術システムの統合まで、運輸の利便化促進から情報ネットワークの構築まで、國と地域の枠を越えた相互連結によって、幅広い民衆に幸福な暮らしをもたらしてきた。
——貿易の順調:世界貿易の低迷が続く中で、2016年は中國と「一帯一路」沿線國の貨物貿易総額が9,478億ドルに上り、同時期の中國の貨物取引の輸&&総額の25.7%を佔めた。沿線國との役務取引の輸&&総額は1,222億ドルに上り、同時期の中國の役務取引の輸&&総額の15.2%を佔めた。
——資金の融通:2016年末時點で、中國が提唱するアジアインフラ投資銀行は、9つのプロジェクトに17億ドルの融資を提供した。中國が出資して設立したシルクロード基金は約15のプロジェクトと契約を結び、投資総額は累計約60億ドルに上った。中國は「一帯一路」沿線の22の國及び地域と通貨スワップ協定に調印し、総額9,822億元人民元に達した。
——民心が相通じる:教育、文化、科學技術、観光、衛生、救済援助及び貧困削減などの多次元、多分野の人文交流協力を絶えず推進し、文明の相互學習と文化の融合と刷新を推進する。また、「一帯一路」の共同建設は生態環境保全に向けた協力の強化、海上協力の秩序ある推進などの分野でポジティブに進展してきた。
現実から未來まで:「一帯一路」の成果はより幅広い地域に利益をもたらす
「一帯一路」はアジア歐州大陸を通り拔けている、一方は活発な東アジア経済圏で、一方は発達した歐洲経済圏で、その中間は巨大な潛在力を持つ中央部分に位置する國家になっている。
「一帯一路」はアジア歐州大陸を共同建設する主要地域として將來、いかにより幅広い地域とより多くの人民に利益をもたらすのか
「『一帯一路』の共同建設:理念、実踐と中國の貢獻」は、「一帯一路」の共同建設も開放されており、中國は関心を寄せる國と國際組織がさまざまな方式で協力に參與し、その成果をより幅広い地域とより多くの人民に利益もたらすことを歓迎すると提示している。
世界経済は深層から調整しながら、少しずつ復興しておるが、各國が直面する発展問題は依然として厳しい。現在の世界はいかなる時代よりも相互連結の強化を必要としている。
人點は「一帯一路」提案を通じて、世界各國が手を攜えてグリーン・シルクロード、健康シルクロード、知力シルクロード、平和シルクロードを構築し、より活力のある、より開放された、より安定した、より持続可能な、より包括的な経済のグローバル化を確立することを期待している。また、開放型世界経済システムを共同で擁護し、新しい成長エネルギー源を共同で模索することを期待している。(安蓓、林暉、陳煒煒、孫奕)
(新華社より)
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