統計データによると、中國人のフレッシュフルーツの摂取量は、米國などの先進國の人點を大きく下回っている。11日に発表された新たな研究では、中國人にフレッシュフルーツを多めに摂取するよう提案している。なぜなら糖尿病の罹患率や関連合併症のリスクを下げることにつながるからだ。
この研究は米國の醫學誌に掲載された。オックスフォード大學と北京大學、中國醫學科學院の研究者が協力して進められた。この研究におけるフレッシュフルーツとは、リンゴ、ミカン、ナシといった加工がされていない果物を指す。
研究者は中國の10ヶ所の地域で、35−74歳の成人50萬人以上を対象に、アンケート調查と身體検查を行いデータを収集した。また入院中の記録や通常死報告システムを通じ、被験者の健康狀況を把握した。
7年間の追跡調查で、新規の糖尿病発症を1萬人確認した。また調查に參加した當初からすでに糖尿病だった3萬人以上の被験者のうち、1萬人以上が併発症を起こし、3400人弱が死亡した。
研究者はこれらの疾患の発生リスク、フレッシュフルーツの摂取量の関連性を詳細に分析した。その結果、フレッシュフルーツをまったく食べない、もしくはほとんど食べない人と比べ、毎日食べる人は7年間の追跡調查中で新たに糖尿病にかかる確率が12%低かった。調查中すでに糖尿病にかかっていた患者の場合、フレッシュフルーツを摂取することで健康が大幅に改善された。毎日100グラムを摂取することで、糖尿病患者全體の死亡率を17%下げ、虛血性心疾患や中風などの大血管の併発症にかかる確率を13%下げることができる。糖尿病腎症、糖尿病網膜症などの小血管の併発症にかかる確率は28%低かった。
研究者は、フレッシュフルーツにより糖尿病や併発症のリスクが下がる原因を突き止めるまで至っていないが、これは果物の抗酸化物質と関連しているのではと推測している。
(人民網日本語版)
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