
3月12日、韓國の樸槿恵(パク・クネ)前大統領は韓國・ソウル市の三成洞(サムソンドン)に位置する自宅に到着した。當日夜、弾劾され、大統領職務を停止された樸槿恵氏は韓國大統領府青瓦&から退去し、自宅に戻った。
新華網北京3月13日 (新華社記者/辛倹強)韓國憲法裁判所は10日、樸槿恵大統領の弾劾案を全員一致で決定し、樸槿恵大統領は韓國史上初めて弾劾によって罷免された大統領となった。韓國憲政史上初の女性大統領だった樸槿恵氏は、任期満了の約1年前に失職した。
政治方面で、樸槿恵氏は友人の國政介入によって、異端を排斥したことは確かに政界での「新しい出來事」だが、國政介入から歴代政権において批判されてきた権力の亂用、権力と金銭の取引などの舊體質の問題點が依然として存在することも露呈した。
経済社會方面で、樸槿恵氏は選挙期間に民衆の要望に応え、「経済民主化」のスローガンを強調したが、執政期間に政界と企業の癒着、財閥による市場獨佔に改善が見られず、庶民が怒りの聲を上げていた。
外交方面で、樸槿恵政権の対朝鮮政策は緩和から強硬に転じ、韓國と朝鮮の関係はさらに悪化した。米國の圧力を受けて、慰安婦問題と軍事協力で日本と講和したことが韓國の社會各界から強い反発を招いた。また、民衆の抗議と周辺諸國の反対を顧みずに、米國最新鋭迎撃システム「高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓國への配備を強行したことは、東北アジア情勢を危険な境地に追い込み、韓國の民意に背くことでもある。
人點は樸槿恵大統領が弾劾による罷免を契機に、混亂した韓國の政局が早期に安定を取り戻し、多くの問題が効果的に解決されることを希望している。そのためには後継者が民意に耳を傾け、高度な政治の知恵と勇気を見せることが求められる。
(新華社より)


