
運搬ロケット「長徵5號」の初の発射任務は円満な成功を獲得した
新華網ビシュケク11月7日(記者/欒海)中國の次世代大型運搬ロケット「長徵5號」の初の打ち上げが成功した際に、ロシアのツィオルコフスキー宇宙研究院のアレキサンダー・ルレズヤニコフ院士は新華社記者の取材に応じ、「長徵5號」によって、國際商業衛星打ち上げ市場における中國の競爭力が大幅に増強する見込みだと述べた。「長徵5號」ロケット打ち上げの中國宇宙事業への重要性を評価した際に、ルレズヤニコフ院士は次のように説明した。次世代大型運搬ロケット「長徵5號」の初の打ち上げは中國にとって重大な意義がある。なぜなら、まず、中國は近い將來に大型多機能宇宙港施設を地球低軌道に投入し、これをベースに有人宇宙ステーションを建設する準備を行っている。次に、大型運搬ロケットは月探查と火星探查機、さらには太陽係のその他の惑星の開発にとって欠かせないものだ。また、大型運搬ロケット技術の掌握は中國の研究開発者のより一歩進んだ超大型運搬ロケットの研究開発に有益で、必要時に宇宙飛行士を地球低軌道以外のはるか遠くの宇宙空間にスムーズに輸送できる。
「長徵5號」ロケットの技術特徴について、ルレズヤニコフ院士は次のような見解を示した。「長徵5號」ロケットには現在、3種類の型番があり、輸送能力はそれぞれ異なるが、內部の各システムは汎用化の特徴を備えている。これによって、このロケットシリーズの生産プロセスが著しく簡略化し、製造コストが削減される。この特徴は將來の商業化への応用にとって、非常に重要になる。
ルレズヤニコフ院士はまた、「『長徵5號』ロケットのもう一つの技術特徴は液體水素を使用したエンジンで、世界の宇宙事業の発展の傾向と一致している。」と語り、海南省の文昌衛星発射センターは赤道から近く、ロケットの積載能力もより効果的に発揮できると指摘した。
(新華社より)
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