
唐家璇中國日本友好協會會長(元國務委員)が、28日、長野県を訪問し、県庁で阿部守一長野県知事や長野県日中友好協會の高波謙二會長らと懇談しました。
唐家璇會長と阿部知事との懇談は、昨年12月の北京・釣魚&での會談に続き3回目で、日本國內では初めてのことです。程永華駐日中國大使館特命全権大使も同行しました。
懇談では、唐家璇會長が長野県の中國との交流を「官民一體の新しいモデルケース」「友好交流のイノベーション(新機軸)」と評価。2020年の東京五輪・パラリンピックに出場する中國選手らとの住民が交流する長野県の「ホストタウン」構想や、2022年北京冬季五輪に向けて相互に協力することを確認しました。

懇談後の報道陣との記者會見では、唐家璇會長は、「長野県は中日友好を理論ではなく官民挙げて実踐してきた県であり、47都道府県の中で最も良い活動を展開してきた。是非、訪れて県民に感謝したいと思った」と今回の長野県訪問の理由を述べ、「中國國民は長野県民と永遠に友好的に付き合っていくけると信じている」と語りました。
翌29日の朝には、唐家璇會長、程永華大使と阿部知事、高波県日中會長が、県庁の北側に隣接する長野県議會議員會館の芝生広場で、今回の訪問を記念して、長野県産の枝垂桜(シダレサクラ)の植樹を行いました。枝垂桜は壽命が長いため、中國と長野県との末永い悠久の友好交流の証として選ばれたものですました。
唐家璇會長は、27日に東京で開催された第12回北京・東京フォーラムに出席し、基調講演を行った後の厳しい日程を縫って、28日の午後に長野県入りし、29日朝の植樹の後、駆け足で長野駅から北陸新幹線で東京に戻りました。
(中國國際放送局)
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