サムスンGalaxy Note 7の爆発事故は依然として相次いでおり、今回の事態はいわゆる「安全上の問題がない」中國市場にも波及している。

中國人ネットユーザー「吉娃娃你」の掲示板への投稿文の切り取り畫像。
9月17日早朝、中國人ネットユーザー「吉娃娃你」は百度のnote7掲示板に投稿し、自身が購入した中國版Note7のバッテリーが爆発したと伝えた。これは中國版Note7では初めての爆発事故になる。これを受けて、海外で続出していたサムスンNote7の「爆発事故」は中國にも「飛び火」した。

中國人ネットユーザー「吉娃娃你」は掲示板「百度貼吧」に爆発後のNote7の畫像を掲載。
サムスンがついに中國大陸でのNote7、1,858&のリコールを発表
8月初旬の発表後、サムスンGalaxy Note 7のスマートフォンは、バッテリーの欠陥による発火と爆発事故を海外で相次いで引き起こした。その後、サムスンは、世界中でバッテーリに問題のある250萬台のNote7をリコールすると公表した。一方で、サムスンは中國大陸で発売されたNote7はリコール対象ではなく、中國大陸向けのNote7は、使用するバッテリーのサプライヤーが異なるため、安全上の問題はないという理由を提示した。

サムスンGALAXYの新浪マイクロブログ切り取り畫像。
サムスンの「爆発事故」が多発する影響を受けて、乗客の外出時の安全を保障するため、中國の各大手航空會社はサムスンNote7に対する「制限」を次點と通達している。
9月13日、中國で航空會社として初めて、海南航空が同グループ職員のNote7の機內持ち込みと荷物としての預け入れ(受託手荷物)を禁止し、乗客が機內でNote7を使用し、受託手荷物にすることも許可しないと発表した。その後、中國民航局は公式サイトなどのチャネルを通じて、乗客がNote7を機內に持ち込む際に発生し得るリスクについて、早急に呼びかけるように各航空會社に要請した。9月15日時點で、中國國內で航空會社14社がNote7に対する禁止事項を発表した。

中國民航局が告知した安全警告サイトの切り取り畫像。
重圧を受けたサムスン側のNote7についての中國への対応措置も変化している。9月14日、サムスンは國家質量監督検疫検験総局に屆け出を行い、2016年7月20日から2016年8月5日までに製造されたNote7、1,858&をリコールすると発表した。

サムスンGALAXYの新浪マイクロブログ切り取り畫像。
9月2日の聲明と比較し、サムスンの今回の聲明は自社を窮地に追い込んだことは明らかだ。
予想外だったことは、サムスンは中國大陸でのNote7、1,858&のリコールを発表した2日後、中國版のNote7に初めての爆発事故が発生したことだ。さらに、今回の爆発が起こったタイミングも悪く、競合他社のiphone7がその前日に発売されていた。
中國ネットユーザー:いつも差別的に対応されるのは何故なのか
サムスンが中國大陸で一部のNote7をリコールした措置について、あるネットユーザーは米國市場でリコールされる100萬台と比べて、中國大陸でのリコール対象はわずか1,858&で、誠意が全く感じられないとして、受容できない姿勢を示した。リコール対象ではないスマートフォンに果たして欠陥はないのかどうかという問いは、ユーザーにとって心の中の爆弾になっている。今回の中國版のNote7の初の爆発事故はユーザーの心の中の爆弾に引火する恐れがある。


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中國人ネットユーザーの新浪マイクロブログへの投稿文切り取り畫像
(文字編集は新華網、京華時報、武漢晩報より)
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