子供の過度なネット使用はリスク
子供の時からネットに接觸することの利害をどう考えるべきだろうか。人によって見解は異なる。賛成者の考えは「ネットをすることは子供の知識を高め、見識を広げ、視野を広げる」というものだ。一方、反対者の考えは、「ネットの情報は玉石混交。子供は判斷力に欠けるため、低年齢でのネット使用は大きな弊害になる」となる。
「一般的に、子供が泣くと親はスマホの寫真や動畫を見せる。すると子供は靜かになる。そのうちに親は、このやり方で子供の注意をそらせるのが習慣になる」と、中國青少年研究センターの家庭教育主任研究員の孫雲暁氏は指摘する。このように育てられた子供は、より頻繁にネットを使うようになる。ネットに対する依存性も徐點に高まっていく。すると、「ネット斷ち」して子供のネット使用時間を制限するのも、簡単なことではなくなってしまう。
子供がネットに溺れてしまうリスクについて、中國グリーンネット建設報道連盟の常務副秘書長である明宗峰氏は、大きな懸念を抱いている。同氏によると、児童は安全リスクに対し認識不足になりがちであり、過度にネットを使用するようになり、ネットでのいじめや嫌がらせにも傷つきやすい。長期にわたって良くない情報に注目することで、違法犯罪のリスクも高まるとしている。
「ネットゲームを例にとると、ゲーム企業はしばしば青少年ユーザーの心理的特徴や趣味を利用して、課金制度でお金を取ります。未成年は自己抑制が弱い上に経済的に自立していないため、盜みや詐欺などの違法行為を引き起こしやすくなります」と明宗峰氏は説明する。
（チャイナネット）
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