
監督の西村喜廣と虎影役の斎藤工(新華網 李大超 撮影)
新華網北京4月18日(記者/張一、彭純、李大超)「2016北京・日本映畫週間」の一環として映畫『虎影』が16日夜、北京で上映された。上映前に、監督の西村喜廣と虎影役の斎藤工が舞&挨拶を行った。
『虎影』は実寫版『進撃の巨人』の特殊造型プロデューサー西村喜廣が監督・腳本・原作を務め、映畫『愛と誠』『無伴奏』やドラマ『晝顔~平日午後3時の戀人たち~』『臨床犯罪學者 火村英生の推理』等數點の作品に出演した俳優の斎藤工が主演したアクション作品。かつて「最強」と呼ばれた忍者・虎影は6年前に抜け忍となり、裏の片隅で家族と共に靜かに暮らしていた。しかし、妻と息子を人質に取られてしまい、隠された財寶が記された二つの「巻もの」を巡り、命懸けの爭奪バトルに巻き込まれていく。愛するモノを救うため、再び刀を抜くことを決意した虎影の運命を描く。
舞&あいさつで斎藤さんは中國語で自己紹介し、會場を沸かせた。また、映畫撮影の感想やエピソード、自分の活動範囲を中國をはじめ、アジアに進出していきたいという考え等を心に響くような穏やかな聲で語り、來場したファンを魅了させていた。
本作の見所について西村監督は、最強の男というのは、力が強かったり技が優れたりすること以外にもちゃんとあるという映畫になっているとコメント。また、いつもの斎藤工のイメージと違うアクションもので、コメディ色は強いが、壁ドンみたいなシーンはなかったと述べて、現場の人點の笑いを誘った。
前日の熊本地震に言及し、斎藤さんは次のように語った。災害が起きて何もできない自分の非力さを感じながらも、一映畫人として映畫を通じ、北京の方點と繋がる瞬間こそ、目の前にすべきことだとより強く感じた。
最後に、観客へのメッセージを求められた斎藤さんは「今、監督と一緒に北京に來られたことが始まりだと思っているので、また中國でお會いしましょう」と願いを込めた。
北京國際映畫祭は2011年からスタートし、毎年4月に開かれ、今年で6回目を迎える。今年は「春の北京で世界一の映畫を見よう!」をテーマにし、世界各地から集まった約500本の映畫が上映され、特に4月16日~24日「2016北京・日本映畫週間」は開催され、黒澤明監督の名作『亂』の4Kデジタル修復版、斎藤工主演の映畫『虎影』など、日本映畫の優秀な伝統を受け継ぐ創造力と影響力溢れる映畫8作品が上映される予定。












