新華網北京1月21日(記者/王儲 呉中敏) マジド在中國エジプト大使は新華社記者のインタビューに応じた際、中國の習近平國家主席がエジプトを公式訪問することは、重要な意義を持ち、中國・エジプトの両國関係の発展に力強い原動力を注ぎ込むだろうとの見方を示した。
マジド大使は次のように語った。これは中國の國家元首による12年ぶりのエジプト訪問で、これまでにエジプトのシシ大統領が中國を2回訪問たことがある。2014年12月に、シシ大統領が中國を公式訪問した際、両國は二國間関係を全面的戦略パートナーシップに引き上げるとの聲明に署名した。両國間の上層部の交流は、エジプトと中國の友情が歳月を経れば経るほど揺るぎなく、両國の関係が絶えず前進していることを証明している。
マジド大使は次のような見方を示した。エジプトは地理的な位置に特別に恵まれ、「一帶一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」における重要な拠點であり、エジプトと他の地域の市場を繋ぐ多くの空中・水路の通路が、貿易周期の短縮及び輸送コストの節約に有利だ。「一帶一路」はエジプトが中國との貿易や投資・プロジェクト協力の大門を開き、中國とエジプト両國の貿易赤字のバランスをとるのに役立つ見通しだ。「経済面から見れば、これは雙方にとって、いずれも極めて 有利です。」
マジド大使は、中國が中東和平プロセスの推進や中東地域における安定の維持の方面で発揮した役割を高く評価した。マジド大使は、中國はイラン核問題に関する合意の達成を推進し、長期にわたるパレスチナ・イスラエルの和平プロセスの中で重要な役割を発揮し、シリア・リビア・イエメン危機の解決を推進するために大きな努力を払い、また南北スーダン問題に対し積極的に斡旋したと語っている。
マジド大使は、中東地域の注目問題を解決するには、政治的手段や非軍事的手段に頼る必要があり、そして中國が発揮する役割はバランスのとれた地域構造の促進に役立つとの見方を示した。
(新華社より)
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