【新華社香港11月13日】中國銀行香港発展企畫部経済・政策研究主任の 謝國樑氏は11日、香港総商會で開催された晝食會で次のようにと表明した。今後5年間に香港は新たな発展の契機を迎える見通しだ。「第１３次五カ年」計畫提案に基づけば、香港は國家金融センターや企業運営のプラットフォーム、イノベーション・科學技術発展センター及びオフショア人民元業務のハブに発展する可能性がある。
謝國樑氏は、今後5年間に、「一帶一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」建設の推進に伴い、中國本土はますます多くの企業が香港プラットフォームとしての香港に頼って「海外進出」し、企業運営プラットフォームとしての香港の地位を一層固めるだろうと表明している。イノベーション事業の面で、謝國樑氏は、香港はハイテク産業に欠けているが、関連の人材や完備された知的財産権保護が多く存在するので、この方面では積極的な発展ができると信じているとの見方を示した。
「第１３次五カ年」計畫提案は、人民元資本プロジェクトの両替を秩序的に実現し、人民元が特別引き出し権（SDR）の構成通貨に加わり、両替や自由な使用の可能な通貨となるよう推進することを提起している。
謝國梁氏は、人民元の完全な自由両替及び資本勘定の開放は、人民元の國際化プロセスを極めて大きく推進する見通しで、香港がその中から恩恵を受けられる望みが持てるだろうと述べた。
謝國樑氏は、去年から今に至るまで、人民元の対ドルレートは約5％下落したが、他の主要通貨に対しては依然として値上がりする傾向にあるとみなしている。
（新華網日本語）
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