
エジプトのカマール民間航空相は31日夜、墜落したロシア機の2つのブラックボックスが共に発見されたと明らかにしました。また、エジプトのイスマイル首相は、ブラックボックスの分析作業が既に始まっていると発表しました。
カマール民間航空相は31日夜の記者會見で、墜落事故前、エジプト管制當局と連絡した時點では異常報告はなかったとし、「飛行路線の変更の要求もなかった」と述べました。
一方、過激派組織「イスラム國」(IS)エジプト支部は31日、「ロシア機を墜落させた」とする聲明を発表しました。
AFP通信やロイター通信などの報道によりますと、ISはソーシャルメディアを通して「當組織の戦闘員がロシア機を墜落させることに成功した」と聲明を発表したものの、それ以上の情報は明らかにしていないということです。
こうした犯行聲明に関して、一部の専門家は、旅客機の飛行高度は攜帯式対空ミサイルの射程を超えているため、イスラム國によるテロの信憑性については更に調查する必要があるとしています。
エジプトの安全當局もまた、旅客機には打ち落とされた痕跡はなく、墜落の原因について、ロシアとエジプト両國の調查當局が現場調查を急いでいるとしています。
ロシアとエジプト當局の公式発表によりますと、旅客機には224人が搭乗しており、その內乗客200人、子供17人、乗務員7人が含まれるということです。
(文字/中國國際放送局 寫真/新華網日本語)
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