95歳のリスナー神宮寺敬さん、北京で大學生と対話

　　講演の後、神宮寺さんは來場者からの質問に答えました。

　　──安倍政権の安保法制をどう思うか。

　　「戦爭を體験した人は戦爭のことを語ろうしない。何故なら、戦爭の虛しさと悲慘さは體験した者にしか分からない。それなのに、日本を再び戦爭ができる國にするなんて。なんとしてもそれを阻止したい。中國の習近平主席は講演で"平和は必ず勝利する"と言いましたが、私も同じ思いです」

　　──95歳になった感想は？

　　「貴重品」

　　──長生きの秘訣は？

　　「たとえ試験でゼロ點しか取れていてなくても、くよくよはしないこと。戀愛だけは真面目に。後は何事もええ加減にやればよい」

　　──まだやり遂げていないと思うことは？

　　「もう少し長生きして、2020年、オリンピックを東京でもう一度見てみたい」

　　──若者へのメッセージは？

　　「たった一度の人生。遠慮しないで好きなことを好きなようにしてください」

　　ウィットに富んだ回答に、會場は時點笑い聲に包まれました。