中國の夢、米國の夢および他國の人民の夢の內包はそれぞれ違っており、それを実現させる具體的なルートと方法も全く同じものではないかもしれない。各國の人民の夢への追求は、どんな相違點や共通點があろうとも、いずれも彼らの粘り強い奮闘を奮い立たせる強力な原動力であり、中米協力と各國の協力のために重要なチャンスを與えることでもある。
南海、ネットワークセキュリティ、中米関係の維持における重要な要因などに関する問題の質問に答える際、習近平主席は次のように強調した。中米関係に対応するには、大局を見なければならず、両國間の食い違いだけを注視することはできず、正にいわゆる「得其大者可以兼其小(長期的な視野、遠大な志を持ってこそ、安定的な利益が得られる)」のだといえる。中米両國の経済総量は世界の3分の1を佔め、人口は世界の4分の1を佔め、貿易総量は世界の5分の1を佔めている。この二つの「巨人」が協力しなければ、世界はどうなるのか。米中両國は協力すればお互いに利益となるが、爭えば皆傷つくということを、歴史と現実が表明している。
中米両國の利益はすでに日増しに緊密に繋がっており、両國関係の発展が両國人民に幸福をもたらすだけでなく、太平洋地域や世界の平和、安定、発展を力強く推進するということを事実が証明しているのだ。
南沙群島は古代より中國の領土であり、我點はこれに対し十分な歴史及び法理的な依拠がある。中國は南沙群島の一部の防衛のために駐屯する島礁で関係建設作業と設備の維持管理を行っており、いかなる國家にも影響を及ぼさず、また標的にしておらず、過剰反応すべきではない。中國側の島礁建設は主に島上の人員の業務と生活條件を改善し、相応の國際公共製品サービスを提供するためであり、南中國海の航行の自由と安全をより一層、擁護するためにプラスにもなる。


