【新華社ブリュッセル6月30日】中國國務院の李克強総理は現地時間の29日午前、ブリュッセルでベルギーのミシェル首相と會談した。

   李克強総理は次のように強調した。中國とベルギーの協力は相互補完の優勢が明らかで、見通しが広い。中國側はベルギー側と陸、海、空の全方位的な相互接続の配置を完備させ、ベルギーを中歐の重要な物流センターとして作りあげ、両國企業が相互投資を拡大し、相互に便宜を提供するのを支援して、両國の金融機関による戦略的協力の展開を奨勵し、実體経済の協力のためにより強力な支援を提供できるよう望んでいる。中國側はベルギー側とアフリカ及びその他の地域で三者間による國際的な生産能力や裝備製造業の協力を展開し、現地の工業化のプロセスを推進し、教育、科學研究、観光、文化といった人文交流を緊密にして、両國の友好をさらに人心に深く入り込めらせるよう望んでいる。

   ミシェル首相は次のように表明した。ベルギーと中國の上層部の相互訪問は頻繁で、経済貿易協力での相互補完性が強い。ベルギーは中國企業の歐州投資の門戸となるのを望み、中國側と二國間の直行便を拡大し、人的往來の便利を図り、醫療・薬品および衛生、食品加工、中小企業、科學技術、電子商取引などの分野での協力を強化して、気候変動の問題における交流協力を深めてゆきたい。ベルギー側はまた相互尊重を基礎とした上で、中國側と第三國市場の協力の展開を望んでおり、これはベルギーと中國の雙方に有利になるだけでなく、歐州経済の回復に対しても現実的な意義を持つ。ベルギー側はEU內で積極的な役割を発揮し続け、歐中関係が絶えず前進・発展するよう推進してゆきたい。

   會談後、両國の首相は相互接続、金融、通信、マイクロエレクトロニクス、教育など12項目の二國間協力文書の締結に共同で立ち會った。

（新華網日本語）　　

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