
中國日本大使館広報文化センターの山本恭司公使が挨拶をした。(呉寒氷 撮)
【新華社北京6月29日】2015年6月28日午後、中國北京にある在中國日本大使館の広報文化センターで「日本文化紹介活動─日本武道の空手道」のイベントが行われた。空手道の達人で、日本の鍊心舘今井道場の今井実師範が20人余りの會員を率いて、80人余りの中國人と一緒にこの活動に參加した。現場で、今井実師範らが「少林寺流空手道」を紹介し、少林寺流正流七法と呼ばれる七つの型のうちの三つを展示して、皆で活気の溢れる時間を過ごした。
イベントの最初に、中國日本大使館広報文化センターの山本恭司公使が挨拶をした。山本公使は空手道を広げることで國際平和のために貢獻できるように望んでいると&&し、體育は國家の違いと関係なく、どの國の誰でも相互尊重の競技精神を持って、體育活動を通して感動を分かち合う素晴らしさを體験できるよう期待していると述べた。
また、今井道場の北京支部支部長・JAL(日本航空)中國総代表の江利川宗光氏は今井道場が教えている「少林寺流空手道」の由來を紹介し、元來、空手道はインドから達磨大師が仏教と共に中國の少林寺に伝え、それが沖縄の武士達に伝わり、當時沖縄にあった武術「手(ティ)」と融合し、唐手「カラテ」と呼ばれ始めたと述べた。
その後、今井実師範は少林寺流空手道が迫り來る危機・暴力を回避し、自己を守るための護身術として身をつけるべきで、決して攻撃するものではないと述べ、腕力に頼らない簡単な空手道の攻撃法と防禦法を教え、當館で修行している少林寺流正流七法と呼ばれる七つの型のうちの三つを展示した。
最後に、今井師範は次のように強調した。空手道は「道」を中心とし、人の歩むべき道へ行く修練であるため、體だけではなく、心と精神も鍛えなければいけない。「少林寺流空手道」は周りを見てから対応できる自分を作り出すのが理念であり、心身を強く豊かに鍛える事によりも、他人を想いやる性質を持つことが大事だと考えている。故に少林寺流空手道を通じて、みんなと共に平和な世界を作り出すよう望んでいる。(記者/呉寒氷、彭純)