【新華社北京6月3日】これは経済発展により駆動されているグローバル時代で、ロシアはユーラシア経済連合（EEU）の構築を推進したり、マレーシアは新しい経済振興計畫を発表したり、パキスタンは中國・パキスタン経済回廊の優先項目を討論したりするように、異なる地域に跨っている人點は仕事と建設に忙しくやっている。

   2013年、中國の指導者が「一帶一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」の提案を提起したことは、沿線の関連國にこの提案がもたらした各種協力の可能性への熟考を促し、発展戦略の接點を求め、協力プロジェクトの実行加速を推し進めた。

   「一帶一路」の提案の核心は相互接続で、その実施は政策上の疎通、施設の接続、貿易円滑化、資金の融通、民心の通じ合いに関わっている。一部の専門家は、沿線諸國が多く、事情がさまざまであるため、この構想の実現には沿線諸國の參與と協力が必要とされ、また各國の國情も尊重する必要があるとみなしている。中國は平等互恵の原則を守り、開放、柔軟、実務的な態度により提案の実施を推進してゆく

   「一帶一路」の提案はすでに60余りの沿線諸國や國際組織を積極的な參與の願いを明らかにさせているように引きつけた。これと呼応するのは、いくつかの沿線諸國も自らの開放型経済の発展計畫について提起していることだ。

   「一帶一路」は壯大な枠組みの側面に留まるだけでなく、多くの具體的な協力內容の収容を通じて、地域・二國間及び多國間の協力に新たな原動力を加えてもいる。中國とカザフスタンのインフラ協力は明らかに加速し、雙方も「一帶一路」を頼みとして生産能力の協力を展開して、それが鉄鋼、非鉄金屬、板ガラス、精油、水道と電気、自動車といった幅広い分野に及んでおり、數十件の文書が調印され、プロジェクトの総金額は100億ドルに達した。

   「一帶一路」の提案のもう一つの重要な役割は、既存の協力內容やプロジェクトへの推進に體現されている。中國、モンゴルおよびロシアは現在中蒙露経済回廊に関連する協力をどう進めるかについて、協議しているところだ。中國・ミャンマーの水道・電気の協力プロジェクトはミャンマー現地の電力不足の緩和に貢獻した。スリランカ南部の鉄道建設はその推進が加速されつつある。エジプトの中國・エジプトスエズ経済貿易協力區では、工場區および総合サービスセンターの建設が順調に進んでいる。

   多くの場面で、「一帶一路」の提案がホットな話題となっている。アラブ首長國連邦の専門家はドバイと「一帶一路」の接點を見つけ、韓國の専門家は「一帶一路」の提案が韓國の沿線諸國との経済協力拡大に役立つとみなしている。韓國『中央日報』中國研究所のハン・ウドク（韓友德）所長は、連雲港を出発し、ウルムチやカザフスタン、アルマトイを経由するユーラシア橫斷鉄道は、韓國に非常にすばらしい物流ルートを提供することが可能だと述べている。

   「一帶一路」が描き出す協力ビジョンはユーラシア大陸をカバーしており、その一つは活気のある東アジア経済圏、もう一つは発達したヨーロッパ経済圏で、広い地域をカバーしている。