【新華社リマ5月22日】「中國とペルーの関係は高いレベル、広い分野、そしてより深いレベルへと発展する新たな構造が現れています。中國國務院の李克強総理が今回ペルーを公式訪問することは、両國の全面的戦略パートナーシップを一層固め、両國の多分野での互恵協力を新たな高さまで推し進める見通しです。」と黃敏慧中國ペルー駐在大使は先日新華社記者の取材に応じた際語った。
黃敏慧大使は次のように語った。ペルーはキューバ、チリの後に継ぎ新中國と三番目に國交を樹立したラテンアメリカの國だ。國交を樹立して44年にわたり、両國関係は順調に発展している。2013年、ペルーのウマラ大統領の訪中期間中に、習近平主席はウマラ大統領と中國・ペルー関係を全面的戦略パートナーシップに引き上げると共同で宣言している。これは新たな情勢の下で両國の指導者が中國・ペルー関係の長期的な発展に着眼して作り出した戦略的意思方策で、中國・ペルー関係の新たな段階を切り開いた。
黃敏慧大使は、ここ數年、両國の上層部の交流が一層緊密になり、政治的相互信頼が絶えず深まっていると強調している。黃敏慧大使は、両國の指導者が緊密な接觸を維持していることは、戦略的な高さと長期的な視點から中國・ペルー関係の発展をリードするものとみなしている。
中國とペルーの経済貿易交流方面における潛在的な問題について、黃敏慧大使は、ペルーは資源や生物多様性が豊かで、また中國企業は技術や資金の優位性を備えており、両國は資源の深加工、製造業、交通輸送や電気通信などのインフラ建設、農林漁業および通貨金融といった方面で、莫大な協力の潛在力を擁しているとみなしている。黃敏慧大使は、中國とペルーの雙方が相互尊重と互恵・ウィンウィンの精神に基づいて、具體的な協力モデルやプロジェクトについて研究・討議してゆけるよう望んでいる。
中國とペルーは共に文明の古い歴史を持つ國で、いずれも悠久の歴史と深い文化の薀蓄を有している。これらは雙方による互いを鏡とする文化交流の展開のために基礎を打ち立てている。黃敏慧大使は雙方がこの獨特な優位性十分に利用し、新たな協力の構想を探索し、文化蕓術、伝統醫學、言語教育、文化財保護といった方面の協力を強化して、両國の人民に幸福をもたらせるよう望んでいる。
(新華網日本語)
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