中國の學者:日本の問題ある教科書の検定合格は歴史の後退

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-14 14:15:57 | 編集: 薛天依
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   【新華社北京4月14日】日本文部科學省が先ごろ発表した新しい中學校教科書の検定結果では、検定に合格した一部の教科書が南京大虐殺などの事件に対する描寫が曖昧だったという。取材に応じた中國の學者は、このようなやり方は明らかな後退で、日本は関連國の了解が得にくいものとみなしている。

   日本・文部科學省が近頃発表した新しい中學校教科書の検定結果では、一部の教科書が南京大虐殺などの事件の表現方式を改定している。たとえば、現行版の日本軍が「多くの捕虜や住民を殺害した」から「捕虜と住民が巻き込まれ、多くの犠牲者が出た」に改定している。また別の教科書では「舊日本軍の暴行は厳しく非難された」などの表現が削除された。

   「こんな曖昧な表現方式はとても狡猾で、學生の歴史に対する認識を誤って導きがちです。」中國社會科學院近代史研究所の歩平所長は「長期にわたってこのままでは、民衆の戦爭や歴史への反省に影響を及ぼす恐れがあります。」と語っている。

   歩平所長は、日本の教科書は南京大虐殺に觸れないところからこの歴史を直面するようになったところまで、數十年の長いプロセスを経ており、それ自體が一つの進歩だといえる。しかしここ數年、日本はこの問題の態度における後退が現れたとの見解を示している。「このままでは、日本は戦爭時侵略されたアジアの國點の了解を得るのは難しいしょう。」と歩平所長は語った。

   「教科書が選択性によって一部の歴史事件を回避することは、學生の歴史に対する認識に影響を及ぼします。」中國人民大學國際関係學院の金燦栄副院長は、それに加え歴史事件に対する偏見を帯びた理解は、學生の具體的な歴史事件への見方に一層影響を及ぼすだろうと述べている。

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キーワード    中國 日本 教科書
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