アカデミー賞受賞の映畫『Kukan』が中國で登場

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-10 16:20:16 | 編集: 呉寒氷
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 アメリカ人の製作による中國人の抗日戦爭の歴史を記録したドキュメンタリー映畫『Kukan(苦幹)』は今から70年余り前の1942年に、第14回アカデミー賞の審查で特別賞を受賞しました。中國重慶市にある中國抗日戦爭研究機構はこの映畫の海峽両岸の中國大陸と台灣、それに香港 マカオ特別行政區における20年間の使用権を得ています。

 『Kukan』は中國の抗日戦爭を描いた初めての大型カラードキュメンタリー映畫です。この映畫はアメリカの國籍を持つ中國人李霊愛氏が出資し、アメリカ人カメラマンのレイ スコット氏が16ミリカメラで撮影されたものです。スコット氏は1937年から1940年までの3年間に、4回も中國を訪れ、抗日戦爭初期の上海、南京、広州、香港、貴州、重慶、蘭州、西寧の各地を回り、日本軍の中國に対する侵略の様子、住まいを失った數百萬人もの難民の生活狀況、大後方都市の市民生活の様子などを記録し、抗日戦爭初期に各階層の社會生活、及び中國國民の抗日戦爭の精神を客観的に描いています。この映畫は1940年8月の19日と20日、日本軍が爆撃機を出動させ重慶市を空爆したその過程をありのままに記録しました。

 『Kukan』は1941年にアメリカで初公開され、強いショックを與え、西側社會の中國に対する支援を促しました。一部のアメリカの若者は映畫を見た後、アメリカ合衆國義勇軍(AVG)に加わり、中國の抗日戦爭を支援しました。『Kukan』は當時アメリカの新聞『ニューヨークタイムズ』を含むメディア100社あまりの好評得終たにもかかわらず、第二次世界大戦後、一度も公開されていないどころか、アメリカのアカデミー資料館にもないということです。

 十數年前、アメリカ國籍を持つ中國人プロデューサーのRobin Lungさんはアジア女性の歴史的貢獻を研究したとき、『Kukan』を発見し、その後6年を費やし、スコット氏の子孫から映畫のコピーを得ました。その後3年間にわたる修復作業を経て、長さ85分間のVHSビデオに製作しました。この映畫は今後中國の放送局などで放送される予定となっています。

(人民網日本語版)

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キーワード    抗日戦爭,ドキュメンタリー,Kukan
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