
2015年4月7日、交通渋滯は北京市民が外出する際に最も頭の痛い問題であろう。だが、実際には、北京は世界で最も渋滯がひどい都市ではない。さらにいえば、中國國內で最悪という訳でもない。オランダのナビゲーション機器メーカー・トムトム社がこのほど発表した「世界で最も渋滯のひどい都市」ランキングによると、世界で最も交通渋滯が激しい都市に選ばれたのは、トルコの港町・イスタンブールで、北京は世界15位だった。新京報が伝えた。
北京の渋滯指數は37%で世界15位、中國の都市の中では、重慶と天津に続いた。だが、報告の統計データによると、北京では、高速道路の渋滯が、一般道路に比べて激しかった。高速道路に限定した世界の渋滯ランキングならば、北京の渋滯率は世界6位に入る。
中國本土の中で渋滯が最もひどい都市は重慶で、平均渋滯指數は38%、世界12位。重慶は1990年代以降著しく発展し、人口が3倍増加した。河川や山が多い地形から、重慶の道路は道幅が狹く、橋が多く掛っている。このほか、天津の渋滯指數も38%で、世界14位に入った。
トムトム社は毎年、GPSモジュールから取得したデータをもとに、道路渋滯狀況について世界主要都市のランク付けを行っている。今年のランキングは、世界35カ國218都市のデータをもとに発表された。報告によると、渋滯が最も深刻になる時間帯は夕方の帰宅ラッシュで、晝間と比べ、夕方のラッシュ時は移動に2倍の時間がかかっていた。また、2014年通年で運転手が夕方のラッシュ時に渋滯に巻き込まれる時間は、100時間を上回った。
報告によると、今回、世界で最も渋滯がひどい都市に選ばれたのはトルコのイスタンブールで、平均渋滯指數は58%に達した。これは、渋滯時の移動所要時間が、渋滯の無い時よりも58%も多いことを示している。また、夕方ラッシュ時の移動所要時間は通常時より109%多く、イスタンブール市民が渋滯に巻き込まれて浪費した時間は、年間で125時間に及んだ。このほか、渋滯が最もひどい都市トップ10のうち、ブラジルの都市が3つランクインした。
(新華網日本語)
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