注目されるAIIBの初代総裁は?

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-02 08:43:37 | 編集: 謝艷
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   1.本部所在地は?

   3月24日夕方、北京の金融街にある位置する全國政協ホールの近くに、その建設中の建物はあった。アジアインフラ投資銀行(AIIB)の本部になることが予定されている建物である。周囲はとても靜かな雰囲気である。 著名な國際問題専門家である中國人民大學の金燦栄副院長は「韓國やサウジアラビアなどが、AIIBの本部誘致における有力なライバルである。AIIBの先行きの見通しが明るいために、多くの國が自國に本部を置きたいと考えている。國のイメージアップにもつながるためである」との見方を示した。

   2.初代総裁は?

   2014年10月23日、北京で21ヶ國の財相・代表者會議によってAIIB設立準備覚書が調印される前日、中國國際金融(CICC)の金立群會長はその職を辭し、財政部のAIIB設立準備チームの責任者及びAIIB多國間臨時事務局長に転じた。 金氏はこれまで、國內では財政部世界銀行局局長、財政部長補佐、財政部副部長を擔當し、海外では世界銀行副執行會長(1988~1993年)、アジア開発銀行(ADI)副総裁(2003年8月から5年間)を歴任してきた。同氏はADI副総裁という高い職位に初めて就いた中國人でもある。

   こうしたことからAIIB設立準備チームの責任者に金氏、副責任者に中國クリーン開発メカニズム基金管理センターの陳歓主任が就任した。今後はAIIBの発足に伴い上層部の職に就くとみられている。 財政部の財政科學研究所の王朝才副所長は「內外での経験が豊富で、見識も高い」と金氏を高く評価した上で「総裁が中國人から選ばれることになれば、金氏がその有力候補になる。ただAIIBはまだ機構について協議中であり、臨時事務局長の金氏が総裁に就任することが決定したわけではない」との見方を示した。

   先の中國人民大學の金副院長は「英國やドイツなどの歐州の大國が副総裁のポストなどを要求してくると思われる。しかし同ポストの數はそれほど多くはなく、バランスをとらなければならない。これまでは米國についていけばよかったが、今後は中國がリーダーとなる。各國の要求に対して平等に応えるのは、そう簡単ではない」と指摘した。 今後AIIBの主要ポストの獲得を目指して、各國の間で大きな駆け引きが行われそうだ。

(チャイナネット) 

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キーワード    金融街 建設中の建物
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