【新華社ジュネーヴ3月30日】世界知的所有権機関(WIPO)のチーフエコノミスト、カルステン・フィンク氏は26日新華社記者の取材に応じた際、イノベーションに長けることが中國経済のモデル転換のカギで、「チャイナ・イノベーション」の「メード・イン・チャイナ」への溶け込みは、中國の経済成長に一層重要な役割を発揮するだろうと指摘した。
世界知的所有権機関が先ごろ発表した2014年國際特許出願統計データによると、當機関の「特許協力條約」の枠組みの下、中國は國際特許出願件數25539件により世界3位となり、國際特許出願件數の上位10カ國のうち、中國が18.7%の成長率で二桁成長を実現させた唯一の國になったという。
フィンク氏は次のように分析して語った。中國の特許成長は前世紀80年代の末から始まり、2000年ごろ中國での海外特許申請件數が大幅に増加した。2002年からの中國の平均年間國際特許成長率はおよそ30%だ。2013年から、中國は米日の後に継ぐ世界特許申請件數が三番目の大國となっている。中國國內の特許申請の膨大な基數から考慮して、中國は國際特許申請の方面でも莫大な成長の潛在力をもつものと信じている。
フィンク氏は、「特許申請と経済成長は対応し合うことを始終維持してはいないが、中國、日本、米國および歐州の経済パフォーマンスを振り返ってみると、これまでの數年間で中國と米國が國際特許申請の方面において日本や多くの歐州諸國よりも強いことは、驚くことではありません。」と語った。
フィンク氏は、多くの國點と同じように、中國で申請された國際特許のうち、デジタル通信とコンピュータ技術の佔めるシェアが最も多い。それ以外にも、注目すべきなのは中國には大多數の技術の分野でいずれも大量の特許申請活動があることで、これは中國のイノベーションシステムの多様化の特徴を表しているとの見解を示した。
フィンク氏は 「企業や科學研究院が國際特許を申請する時には、それらがグローバルな視點から最先端技術を研究開発しつつあることを意味しています」、「企業がグローバルな競爭力を維持したければ、イノベーションを続ける以外、他の選択はありません。」と語った。
(新華網日本語)
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