【新華社ワシントン3月20日】米國の著名なシンクタンク、ピーターソン國際経済研究所の上級研究員で名譽所長のフレッド・バーグステン氏は先日新華社記者の取材に応じた際、米國が中國の提唱したアジアインフラ投資銀行(AIIB)への加盟に反対するのは正しくないが、米國は最終的にこの立場を変えるものと信じているとの見解を示した。
この一週間にわたり、英國、フランス、ドイツやイタリアといった歐州主要國が次點にアジアインフラ投資銀行(AIIB)の意向創始メンバー國の募集最終期限までに申請の提出を間に合わせようとしていたことは、一時期國際社會の関心を示す注目點となったが、米國は依然として影響を受けず動かないままで、またこれらの歐州の同盟國に対し非難をにおわせる言葉を浴びせている。
米大統領通商政策・交渉諮問委員會(ACTPN)のメンバーとして、バーグステン氏は、米國がAIIBへの加盟に反対する真の主な原因は、「これは中國が提起した提案です。それに仮に米國が加盟しても、米國は主導的な役割を発揮できないでしょう。」
バーグステン氏は、AIIBへの加盟反対は中國が國際事務においてより大きな役割を果たすという米國の期待には一致せず、中米の相互信頼の増強にも不利だとみなしている。「米國は長年にわたって中國に世界経済の中でより多くのリーダー的役割を発揮し、責任ある利害関係となり、國際事務を処理するためより多くの資源を提供するよう促してきました。でも、現在中國がこうすると決めたに関わらず、米國が反対の意を示しているのは、間違えです。」
バーグステン氏は、現在の國際機構は改革を行うことで中國や他の新興経済體の合理的な訴えや経済的実力を反映させるべきで、米國も意識を転換して、これらの変革を受け入れるべきだとの見解を示した。
バーグステン氏は、米國と日本という二大経済體が最終的には必然的にもAIIBに加盟すると信じている。バーグステン氏は「貿易政策の方面で、私たちは中國や米國、日本を全て取り込んだ地域貿易計畫が見られる望みがあり、昨年末にアジア太平洋経済協力會議(APEC)メンバーがすでにアジア太平洋自由貿易區でフィージビリティー スタディー(実現可能性研究)を展開・スタートさせる件についてコンセンサスに達しています。」と語った。バーグステン氏は、次のように述べた。中米日3國の參加が欠けては、どのような地域貿易計畫も不完全で、成功しないものと考えている。「私は、米國と日本が最終的にはAIIBに加盟すると思っています。」
(新華網日本語)
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