対抗ではなく相互補完
AIIBの設立は1つの「時代を畫する大事件」だと主張する人がいる。しかし、このような言い方は実のところ中國によるAIIB設立提唱の趣旨には合っていない。まさに中國・財政部の樓継偉部長が述べたように、業務的には準商業ベースとして位置づけられるAIIBは國家間が攻防する機構に変わるべきではなく、政治化すべきではない。
米國側のAIIBの環境基準や透明性といった方面に関する懸念に対し、樓継偉部長は、國が違えばAIIBに対する見方も異なるのは正常なことで、皆さんはこれについて十分に交流してもよい。政府間の性質を有する多國間の開発機構として、AIIは多國間開発銀行のモデルや原則に基づいて運営される見通しで、「AIIBは現在の多國間開発銀行のガバナンス構造や保障政策方面での優れたやり方を吸収し、參考にして、環境や移民問題などに注目してゆく。」と述べている。
世界はAIIBを必要とし、AIIBも世界を必要とする。そのため、先進経済體の參加は歓迎するに値する。それに中國政府もAIIBが公共財の提供に趣旨をもつ開放的な協力のプラットフォームだと重ねて表明している。中國はより多くの國がこの開放的で、包容的な機構に加盟し、アジアと世界経済の発展のために共に貢獻を行ってゆくのを歓迎する。
(新華網日本語)
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